こんにちは!読書と実践が大好きなSE「つた」です。
今の仕事が嫌いではないけど、何かモチベーションが上がらない、このままでいいのかモヤモヤするといったことはないですか??私はSEとして20年以上同じ会社で働いて来ましたが、この数年間ずっとそんな気持ちを抱えていました。そんな時に読んだ尾原和啓さんの「モチベーション革命」にヒントになることがたくさん書かれてたのでシェアします。ちなみに2018/10時点でkindleUnlimitedの対象なので会員は無料で読めます。
以下は本の中で私が特にいいなと思って線(Kindleハイライト)を引いた内容です。
幸せには5種類ある
アメリカ人心理学者で「ポジティブ心理学」の第一人者のマーティン・セリグマンによると幸せは次の5種類に分けられるそうです。
1.達成
与えられた目標をクリアしたり、誰にもできなかったことを成し遂げたりするときに感じる幸せ
2.快楽
これは単純に言うとドーパミンを感じることで、ハンバーガーを食べたら幸せな気持ちになれるとか、好きな人と抱き合うこととかで得られるといった幸福感のこと。
特に昔の人達にとっては、この物理的なポジティブ感情が「達成」に 紐付きやすかったので目標達成をしてワインと美女、となったわけです。 しかし、バブル崩壊、リーマンショックを多感な時期に経験した若い方は、この「達成」に基づいた、物理的なポジティブ感情に対して、その脆さを感じて、むしろネガティブな感情が紐付きやすくなっています。
3.良好な人間関係
「別に何も達成しなくてもいい。ただ、自分の好きな人と笑顔で生きていければいい」という幸せを指します。地元が大好きで、週末のたびにみんなでわいわい飲み会をするのが好きな人、日頃からの付き合いを大切にして、同窓会に必ず参加する人も、この思想が強いでしょう。 セリグマンはこの「良好な人間関係」は人の幸せの基礎として捉えています。
4.意味合い
城の石垣を作っている2人の職人がいます。片方はつまらないと思いながら仕事をしていて、もう一方はいつも楽しそうに仕事をしている。つまらない人は「毎日石を削ってばかりでなんの変化も刺激もない。肉体労働で辛いし、何をやっているんだろう」と愚痴をこぼします。
一方、楽しく作業をしている人は「この石垣ができたら、僕の息子も孫も、何代にもわたって平和に暮らせるようになる。こんなにやりがいのある仕事ができて、僕は幸せだ」と額に汗を光らせます。
後者の感じる幸せが、「意味合い」です。自分のやっている仕事が、大きな文脈のなかで誰かに貢献できている。さらに言えば、自分の大切な人のためになっていること。これを実感できることが、「意味合い」タイプの人にとって、モチベーションの源になるのです。
5.没頭
これは、職人気質の人が多い日本人が多く持つ幸せの感情です。プラモデルを組み立てるような細かな作業に集中しているときや、アクセサリー作りに夢中になっているときに幸せを感じる人は多いでしょう。「没頭」タイプの典型例がイチローです。
5つの「幸せの軸」のなかで、上の世代(40代以上)は、「達成」と「快楽」を追求する人が多い世代でした。まさに「目標を達成してワインで美女と乾杯」です。つまり、「快楽」を満たすための手段としての「達成」でした。
一方で、「乾けない世代(30代以下)」は、「良好な人間関係」や「意味合い」を重視する人が非常に多いのが特徴です。仕事よりも、個人や友人との時間が大事。何気ない作業のなかにも〝今、自分がこの作業をやっている意味〟を見出せないと、とたんにやる気が起きなくなる。「没頭」タイプの人も多く、「いくら稼げるか」よりも「仕事に夢中になって時間を忘れてしまった」ということに喜びを感じます。
私の場合
私は今44歳でここでいう所の「上の世代」に該当しますが、正直「達成」や「快楽」にはあまりピンときません。「仕事よりも個人や家族との時間が大事」で「夢中になって時間を忘れてしまう」ことに喜びを感じるのでどちらかというと「乾けない世代」の感覚に近いですね。。。
そして、これを読んだ当時は仕事に夢中になって時間を忘れていたということが殆どなかったことに気づきました。自分の場合はモチベーションが上がらない要因はこのあたりにあると思い、自分の夢中になれることを試行錯誤しながら探した結果、プレゼン等のドキュメントを作ったり、それを使って提案を行うことが好きだということがわかったので今は会社でも極力そういった仕事の機会を増やしたり、ココナラというスキルシェアサイトで資料作成のお手伝いを始めました。
余談ですが、会社で起きている世代間のギャップはそもそも幸せの基準が違うことに大きな要因があることがこの本を読んでわかりました。
この本についてはまだシェアしたいことがありますが長くなってきたので次の記事で
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