どこでも働ける働き方1

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こんにちは!読書と実践が大好きなSE「つた」です。

少し前に紹介した尾原和啓さんの「モチベーション革命」の次の作品「どこでも誰とでも働ける」が発売されたので早速読んでみました。期待に違わずこれからの働き方のヒントになることがたくさん書かれてたのでシェアします。

以下は本の中で私が特にいいなと思って線(Kindleハイライト)を引いた内容です。

ギブ(与えて)して旗を立てる

ビジネスにおいても、トラブルの最前線はさまざまな問題が凝縮しているので、貴重な経験を積むことができます。現場が混乱しているときほど、肩書や地位に関係なく、どんどん実行した人が勝ちですから、ぼくは喜んで首を突っこみます。そこでスキルをギブすれば、もっと大きなものが得られることがわかっているからです。 自分を成長させるギブの「わらしべ長者」は、 直接的な見返り(金銭) を求めないことがうまくいくコツです。直接的な見返りがなくても、もっと大きな見返り(経験、スキル、人望、ブランド)を手に入れることができるのです。

自分のもつ知識をオープンにすると、「旗を立てる」という効果もあります。要するに、最初にそれを言った人というふうに、まわりの人が認知してくれる。最初に言ったということ自体がブランドだし、旗を立てたところには、それに関心がある人たちや情報がどんどん集まってきます。

会社という小さな枠組みの中で縮こまっているよりは、どんどん情報をオープンにして回していったほうがより多くの情報が集まるし、結果的に、あなたにも力が宿ることになります。もっと大事なのは、そうやって自分からオープンにしていれば、「あいつの頼みなら聞いてやろう」「あいつが会いたいというなら会ってやろう」と思ってもらえるようになることです。こちらが先に信じて頼れば、相手も返してくれるわけです。

私の場合

私は本業でSEをやってますが、最近AI(人工知能)やRPA(ロボット)の導入を検討する企画のような仕事をする機会がありました。この分野については元から詳しいわけではないのですが、みんな知らないので、少し勉強したり知識を仕入れておくだけで有識者として認識されるようになります。
私の場合は色々なところに首を突っ込んで、AIやRPAの話をしているうちに有識者として認識され、最近は何かあると相談がくるようになりました。快く相談に載っていますので、これからいいことがあるかもしれません(笑)

PDCAはもう古い?

少し前までは、プラン(計画)を立ててドゥ(実行)し、結果をチェック(検証)して次のアクション(改善) に結びつける「PDCA」サイクルを何度も回せば最適な答えが見つかるといわれていました。しかし、すでにこのアプローチは周回遅れになりつつあります。プランづくりに時間がかかりすぎるという致命的な問題があるからです。

ネット時代にふさわしいのは、とにかくどんどん実行してみて、あとから軌道修正をはかるDCPAです。 より正確には、DC→DC→DC→DC→……とドゥとチェックを短期間で何度も繰り返して、とにかく答えを見つけること。求められているのは、できる限り速く(あるいは限られた期間内に) 結果を出すことだからです。

この傾向は、世界のインターネット化が進むほど、より顕著になるでしょう。あらゆることでドゥ(実行) のコストが下がるので、とりあえずどんどんやってみて、その結果をチェックしながら、軌道修正をはかっていくアプローチが主流になっています。

私の場合

これはビジネスの現場でも実感しています。実際やってみると、「昔のようにしっかり計画して完全にいけると判断してからスタートする」のではなく、「ある程度検討した後はとりあえずやってみて、上手くいかないところを軌道修正する」方が明らかにスピードが速くなり、自分にも向いていることがわかりました。実際に自分のチームでも、間違いが絶対に許されない一部のケースを除いては、DCを繰り返すアプローチに切り替えて上手くいっています。

 

試行回数を増やして成功確率を上げる

昔と比べていまは取り返しのつく世の中になっています。自分の人生を会社に預けていた時代には、会社での失敗は即、仕事人生の終わりを意味しましたが、いまはいくらでも逃げ道があります。 転職も独立も起業も、昔と比べたらずっと簡単になりましたし、副業やボランティアに精を出すこともできます。ネットで探せば同じ趣味の人とつながることもできます。自分の好きなことをとことん追求して、自分の世界に浸っていると、そこに希少価値が生じて、お金をもらえるようになるかもしれません。 人生を豊かに生きていくためのコストは、以前と比べて格段に安くなっている のです。

1つ言えるのは、何度もトライできる時代だからこそ、みんなと同じゲームで戦うよりも、 みんなと違うゲームに行ったほうが、競争は少ないということです。 ぼくは12回転職したというだけで、こうして本を書いたり、テレビに出たりすることができますが、アメリカでは転職なんて当たり前です。でも、日本ではまだ希少価値が高い。ライバルがほとんどいないからこそ勝ちやすいのです。

ずっと同じ会社にいるだけでは1つの矢(専門技術)しか磨けないとすると、第2の矢、第3の矢は、会社の外でいろいろと試して、磨いていくしかありません。転職するのも1つの手ですが、失敗しても影響が小さい副業やボランティアでまず試すというやり方もあります。この場合、副業やボランティアは、自分の幅を広げるポートフォリオという位置づけです。

どの矢が次の世の中で流行るかは、誰にもわかりません。そうした不確実な状況では、ランダムに試行する回数を増やすしかありません。 いろいろ試してみれば、そのうちの1つくらいは当たるだろうということです。つまり、これからは「試行回数をどこまで上げられるか?」が勝負を分けるのです。

私の場合

私は今44歳ですが、40歳の時に身体が痺れる謎の病気になって、1年ほどまともに働けない時期がありました。ちょうど体調が悪くなって少し経ったタイミングで昇進の打診もあったのですが、それどころじゃなかったので断り、さらに管理職業務から外してもらい、2カ月程治療のため休職もしました。
それまでの私はトップで昇進してましたが一番大事なこの時期に病気をしたことで、コースから外れてしまいました。正直悔しい思いもあったのですが、やはり自分の健康が第一だと自分を納得させるしかありませんでした。

ただ私の場合は元から不動産投資や会社以外で何かできることがないかを考えたり試したりしてたので、そこまでのショックはなく「まあ人生いつも上手くいく訳じゃないよな」ぐらいの感覚でした。

復調した後は今までにもまして本でいうところの、第2、第3の矢を探しています。今は「不動産投資」が第2の矢、「資料・企画書作成のお手伝い」が第3の矢、そしてこの「ブログ」を第4の矢に育てていきたいと思ってます。この本に書いているようにいきなり転職は怖いので自分は副業という形を選んでます。

この本についてはまだまだシェアしたいことがありますが、長くなるので次の記事に続きます。