どこでも働ける働き方2

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こんにちは!読書と実践が大好きなSE「つた」です。

前回の記事の続きで尾原和啓さんの「どこでも誰とでも働ける」についてです。

以下は本の中で私が特にいいなと思って線(Kindleハイライト)を引いた内容です。

会社の名前ではなく自分の名前で生きる勇気をもつ

ぼくがいまの時代に合わせてプロフェッショナルの条件を付け加えるなら、 自分の名前で生きる勇気をもつ、ということです。 会社に依存しすぎず自由になるということは、(実際に転職するかどうかにかかわらず) いまいる会社のブランドや肩書に頼って仕事ができる環境をどこかで手放し、自分の名前で生きていく覚悟をするということです。

マッキンゼー時代によく言っていたのは、お客様がビックリしすぎて鼻血を出すくらい、すごいアウトプットを出そうということです。クライアントの期待をいい意味で裏切って、どこかでワッと驚かさないと、リピートしていただけません。事前の予想どおりだと、どんなに出来がよくてもバリューを出したことにならない、というのがぼくのいたチームの基本的な姿勢でした。

ぼくは仕事上の自分ルールをいくつもつくり、それを死に物狂いで守ろうとしています。 「自分がいただいた給料の 10 倍以上の利益を返して、はじめてスタート地点」 「新しい職場では、まず誰もが手をつけたがらない汚れ仕事を黙々とやり、汚れを剥ぎ取ることで成果を出す」 「上の人には認められていないが、実は価値を出されている方々を見いだし、彼らの言葉を引き出して、上に通じるように彼らの価値を翻訳、接続する」

私の場合

我々会社員にとって自分の名前で生きるというのはハードルが高く感じてしまいますよね。でもいつまでも同じ会社で働くとは限らないし、定年すれば強制的に会社の肩書はなくなります。特に私の場合は定年前に辞めたいと思ってるので「自分の名前で生きていく」ことは必須だと思いました。このことはこの本以外でも読んだことがありました。
私は元々自分の顔を出すとか目立つことが苦手なのでSNSもやったことないような人間でしたが、自分の名前で生きていくためには自分をオープンにして自分という人間を知ってもらい、信用貯金を貯めていく必要があると感じ、ブログやTwitterを始めてみました。また現在取り組んでいる企画、資料作成のお手伝いにおいても顔出ししてやることにしました。
ちなみに今のところ顔出しして困ったことは起きていませんww

期待値を上げる方法

「○○○ができます」「 △ △ △ が得意です」と自分からアピールするよりも、いったん相手に値踏みをさせて、それをいい意味で裏切ったほうが、そのあとの仕事は断然やりやすくなることがわかります。つまり、お客様の期待値をコントロールするわけです。ポイントは相手の期待値を必要以上に上げすぎないことで、時には、あえて期待値を下げることも求められます。

ウェブサイトではお客様が来たくなるギリギリのエクスペクテーション(期待) を狙いつつ、実際に来ていただいたときに、ウェブサイトには出していないサプライズな演出をしたりすると、「もう一度来たい」と思っていただけるわけです。何か特別に、お金をかけたことをする必要はありません。さりげないおもてなしとか、実は布団がふかふかで極上の寝心地だった、といったことでもよいのです。でもそれを表には出さず、サプライズ的に提供すれば、実際に来たお客様にとっては大きな喜びとなって印象に残るのです。

こうした考え方を、 エクスペクテーション・マネジメント(期待値管理) と呼びます。 お客様の期待値と実際の体験の「落差」が大きいほど、驚きは大きく、満足度も高くなります。一方、事前に期待値が高まりすぎると、「落差」ができにくく、驚きや感動を生むのが難しくなります。かといって、期待値が低すぎると、そもそもお客様を惹きつけることができません。

だからこそ、期待値をある程度高めて相手の行動を引き出しつつ、それ以上は無理に上げず、逆にいったん落ち着かせる。その後の本番で、期待値をはるかに超えるサプライズを演出する。このように、タイミングを見計らって、エクスペクテーションを上手にコントロールする必要があるわけです。

私の場合

期待値管理という言葉は知りませんでしたが、これは昔から体感的にやってました。例えば上司から「この仕事いつまでにできる?」と聞かれた場合に自分ができると思う期限より少し長めに答えます。
こうすると普通は答えた期限より早くできますので、上司の期待より早い提出ができます。これを繰り返していると、いつの間にか上司は私に対して「あいつは仕事が早い」と評価してくれるようになります。
また副次的な効果として、万一何かのトラブルで仕事が遅れても、もともと余裕を持った期限を設定しているため精神衛生上もよいです。
ちなみに一度よい評価が定着すると、信頼されるているためチェックも甘くなり、より仕事がやりやすくなっていきます。今は自分も上司の立場になって、部下を見るときにはやはり同じですので期待値管理は非常に重要なテクニックだと思います。

 

苦手な上司との付き合い方

そうはいっても嫌な人間、足を引っ張る人間はどこにでもいます。たまたま自分の上司がそういうタイプだったときは、どう対処したらいいでしょうか。 ぼくはゲームのラスボスは意地悪なくらい強いほうがおもしろいと思っています。嫌な上司や先輩がいても、すぐに攻略できてしまうとつまらない。自分の足を引っ張る相手が強ければ強いほど、ぼくは燃えるタイプです。強すぎるラスボスがぼくのことを好きになって、みんなで仲良く楽しめるようになるために、一生懸命裏技を探したり、何度もトライして攻略ルートを見つけること自体が楽しいわけです。そういう人は、ぼく以外にもたくさんいるはずです。

ところが、ゲーム画面から離れてリアルな人生になったとたん、ほとんどの人が正攻法でいきたがるのが、ぼくには不思議でしかたありません。 仕事はゲームと同じです。どんなに嫌いな上司でも、ゲームとして考え、その人に「うん」と言わせるための方法をあれこれ考えて実践してみると、意外な弱点が見つかったりします。真正面からぶつかる必要は、必ずしもないのです。

相手の地位が高いほど、反対派の人数が多いほど、攻略の難易度は上がりますが、ゲームとして楽しむ気になれば、自分に対する否定的な意見は、意外と気にならないものです。 しかも、ラスボス的な上司がいたとしても、2、3年のことがほとんどです。その人の下でずっと屈しなければいけないと勝手に思いこんでいるのは、自分だけかもしれません。

そもそも、たった1つの評価だけで、あなたの人生が決まるわけではありません。とくに経験の少ない若い人ほど、 いまの会社、目の前の上司の評価が絶対だと思ってしまいがちですが、会社を一歩出れば、そこにはまったく別の世界が広がっています。 第2章で書くように、転職して会社が変われば、あなたの評価も変わります。そこまでいかなくても、いまの会社にいながら副業やボランティアをすることで、まったく別の評価を手に入れることができます。

 

自分のスキルを全てお金に換えられる時代

これまでクラウドソーシングというと、どうしても単純作業か、プログラマー、デザイナー、イラストレーター、通訳といった特定の職業に偏りがちでした。しかし、リモートワーク先進国のアメリカではもっと広がりがあって、離れて仕事をしている人たちを束ねるプロジェクトマネジャーや、何かトラブルが発生したときに先方と対応して調整する人が必要になっています。
これは、オフィス勤務のホワイトカラーが日々やっていることです。つまり、 ホワイトカラーの仕事もリモートワークの対象になってきているのです。実際、ぼくはリモートで東京のカンファレンスやイベントにボランティアで参加して、プロジェクトマネジャー的な仕事をしています。それをアメリカでは、お金をとってリモートでやっているわけです。

つまり、自分がもっているスキルを全部お金に換えられる時代だし、そのスキルをリモートで提供できるかどうかを実地に試す場として副業やボランティアがあるという位置づけです。 その気になりさえすれば、誰でもボランティアに参加できる時代になってきているから、リモートボランティアとして、自分がもっているファシリテーション能力や、企画書をまとめる能力、営業能力が実際に役に立つかどうかを試す。それでいけるようなら、今度はお金をもらうリモートビジネスとして取り組む、といったステップが考えられます。

自分がすでにもっている スキルを細分化して、そのうちいちばん高く売れるものだけを換金することもできます。会社にいるときは、社内調整やコミュニケーションなどに時間がとられて、本来自分が得意なピンポイントの作業、たとえば見やすいグラフを作成したり、キャッチコピーを考えたり、議事録を取ったりすることだけに特化することはできなくても、副業やボランティアで試すときは、その部分だけを取り出して提供することができます。すでにもっているスキルですから、新たに習得するためのコストが発生するわけでもありません。

社内にいるだけでは見えてこない自分の市場価値を、外に出ることで体感する。自分がもっているスキルセットのうち、外で通用するのはどれで、逆に通用しないのはどれなのかを見極める。そうすれば、あまりにも安い仕事はこちらからお断りすればいいし、なぜ自分にその金額の価値があるかを客観的に説明できるようになります。 ぼくが副業やボランティアをすすめるのは、 自分がヒーローになれる場所を見つける ためです。自分が必要とされる場で、必要とされるスキルを使って貢献する快感をいったん味わうとクセになります。それがあなたの「ライフワーク」になる可能性もあるはずです。

私の場合

私が最近取り組んでいる「企画書・資料作成のお手伝い」はまさにこれを読んで思いついたものです。私の仕事の内容は社内調整、コミュニケーション、チームメンバーの管理、予算調整、各種企画書、決裁書の作成など多岐に渡っています。
これは別の本で読んでやり方のヒントを得た方法ですが、まずは自分が普段やっている仕事を細分化して書き出しました。次にその中から「その作業をやっているとき自分が時間を忘れて没頭していること」、「気が付いたらいつの間にか時間が過ぎているもの」がないかを探しました。
その結果、自分は何かの資料を作成しているときに時間を忘れて没頭していることに気付き、どうやら自分は資料作成が好き(得意?)なようだと気付きました。

あとはこのスキルに価値があるかを試す方法ですが、探してみるとココナラというクラウドソーシングのサービスがよさそうだったので、早速これに登録して始めてみました。
その結果、幸いなことに二か月程度で軌道に乗って、コンスタントに仕事のご依頼をいただけるようになりました。(ココナラについてもコツのようなものがあって詳細はいつか書こうと思います)
自分では気づかない意外なところに、価値のあるスキルが眠っている可能性がありますので、是非この方法を試してみてください!

そろそろ長くなってきたので記事を分けます。